2011年第12回構造色シンポジウム


第12回構造色シンポジウムは11月19日に終了しました。
60名ほどの参加者があり、様々な光学材料、生物、気象現象について活発な討論がなされました(11/28)。

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2011年の構造色シンポジウムの開催が決定しました!!開催地は名古屋です。
セッション1は「アモルファスとクリスタルなフォトニック構造による発色」をテーマに開催いたします。
 フォトニック結晶のように、構造に周期性がある場合、その周期に対応した波長の光が選択的に反射されるため、発色に結びつくことが容易に想像できます。 例えばジャコウアゲハの一種の鱗粉内部には、三次元的な微細周期構造が存在するために緑色が生み出されています。
 一方、アモルファスな微細構造を発色に利用した生物が存在します。カワセミの青い羽根がその代表例です。 一見すると周期性がみられないアモルファス構造による発色は、どのように捉えればよいのでしょうか? フォトニック結晶による着色とはどのように異なるでしょうか?そのような疑問について討論したいと考えております。


 ・日時:2011年11月19日(土)午後
 ・場所:名古屋大学東山キャンパス、ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー3F、ベンチャーホール
     〒464-8601 名古屋市千種区不老町
 ・交通アクセス: http://www.nagoya-u.ac.jp/global-info/access-map/access/ (名古屋大学のページです)
  キャンパスマップ: http://www.nagoya-u.ac.jp/global-info/access-map/higashiyama/
  ベンチャー・ビジネス・ラボラトリーはB2の位置にあります。(PDF地図
 ・参加費:無料


プログラム

セッション1:アモルファスとクリスタルなフォトニック構造による発色

13:00-13:20 趣旨説明と「多様な微細構造を利用した生物の構造色」 吉岡伸也(大阪大学)
13:20-14:00 「超高分子量ブロック共重合体の巨大グレイン形成とフォトニック結晶への応用」 岡本 茂(名古屋工業大学)
14:00-14:40 「フォトニック・アモルファス・ダイヤモンドにおける光禁制帯形成」 枝川 圭一(東京大学)
14:40-15:10 「アモルファスコロイド粒子による発色」 竹岡 敬和(名古屋大学)

15:10-15:30 休憩
15:30-16:00 「フォトニック結晶とアモルファス構造による発色の比較」 木下修一(大阪大学)

セッション2:構造色一般の口頭発表
16:00-16:20 「気象光学現象における構造色」 長谷川能三(大阪市立科学館、中之島科学研究所)
16:20-16:40 「ミミズの表皮構造色のフォトニック結晶的取り扱い」 植田毅(東京慈恵会医科大学)、大谷佳広(京都大学)、西村直(京都大学)
16:40-17:00 「コア-シェル粒子を用いたコロイド結晶硬化膜の作製技術」 林 昌樹(日油 株式会社)
17:00-17:20 「スプレー塗装によるコロイド結晶膜の作製とパターン形成」○石井昌彦1、成田猛1、早田祐貴2、西村彰2、舘和幸1(1豊田中央研究所1、2トヨタ自動車)
17:20-17:40 「高品質オパール結晶薄膜の連続成膜プロセス」○不動寺浩、澤田勉、加藤一郎(物質・材料研究機構)、Lucien Brush(University of Washington)

セッション3でポスター発表を行う予定でしたが、
全て口頭発表で行うことになりました(11/8)。


参加者を募集しております。
発表申し込みの受付は終了しました。(11/7)
参加申し込みは直前まで受付いたします。
当日の参加も受付いたします。(11/18)


申し込み先:吉岡伸也、syoshi[at]fbs.osaka-u.ac.jp
      ([at]は@に変えてください)