2014年第15回構造色シンポジウム
(写真:里山日記より)
●2014年の構造色シンポジウム 開催決定
今年のシンポジウムは東京大学 大学院情報学環 河口研究室のご協力により、
東京大学本郷キャンパスで開催することが決定しました。
●第15回構造色シンポジウム概要
・日時:2014年11月15日(土)13:00-18:00
・場所:東京大学本郷キャンパス 工学部3号館4階 423・424会議室
〒113-8654 文京区本郷7-3-1
・交通アクセス:http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_04_j.html (東京大学のページです)
・参加費:無料
●特別講演は二橋亮先生と岩澤駿先生にお願いしました。
二橋先生(産業技術総合研究所)には「トンボの体色形成に関わる分子機構(仮題)」という演題で、
トンボの体色に関するご講演をしていただきます。
自然界には美しいトンボがたくさんいます。その色はどのようにして生み出されているのでしょうか?
また体色の変化にはどのような仕組みがあるのでしょうか?
トンボの色について学びたいと思います。
岩澤駿先生(東京大学)にはレンダリングに関するご講演をお願いしました。鮮やかな構造色をディスプレイ上で表現するのは
簡単なことではありません。構造色の質感はどのように表現したら良いのでしょうか。
レンダリングと呼ばれる分野の研究について学びたいと思います。
●発表プログラム(10/21)
13:00-13:15 趣旨説明と「トンボの構造色:多層膜干渉とメラニン色素」 吉岡 伸也(大阪大学)
13:15-13:55「トンボの体色形成に関わる分子機構(仮題)」 二橋 亮(産業技術総合研究所)
13:55-14:15「メラニン顆粒を模倣した黒色粒子を用いる構造色の発現と利用」 ○桑折道済,南日優里(千葉大院工)
14:15-14:35「動物行動と紫外線」 浅間 茂(千葉生態系研究所)
14:35-15:00 休憩
15:00-15:40「構造色CGの概観と応用事例(仮題)」 岩澤 駿(東京大学)
15:40-16:00「表面構造を考慮した複眼のリアルタイムレンダリング」 佐川和輝(東京大学)
16:00-16:20「2次元スペクトル画像の表示」 ○雜賀誠A、佐藤卓司A、吉田 圭祐A、山田光晴A、内川恵二B(Aトプコン、B東工大)
16:30-18:00 ポスター発表 & 作品展示
ポスター発表
・「Kossel線によるコロイド結晶の構造解析」 〇栗山政重A、茂木仁美A、関口雄介A、藤井康裕B、高嶋明人A、西尾泉A(A青学大理工、B立命館大学)
・「What creates differences in brightness in ultraviolet-blue plumage colours in the Blue-and-white Flycatcher (Cyanoptila cyanomelana)」
K. Seo1, G. Morimoto 1,2, S. Yoshioka 3, Y. Okahisa 1,4, and K. Ueda 1(1Rikkyo Univ., 2Yamashina Institute for Ornithology, 3Osaka Univ., 4Fellow of JSPS)
・「単分散シリカ粒子と人工オパール」 今井宏起、川中智司、中野勇二(富士化学株式会社)
・「ミドリフトタマムシを鋳型として製作した模倣タマムシ」 不動寺浩(物材機構), 針山孝彦, 吉岡伸也, 石井大佑, 木村賢一, 久保英夫, 下村政嗣, 魚津吉弘, 山濱由美
・「数値計算によるアモルファス発色での黒色粒子の効果検証」 ○宮内裕一朗、掛川法重(キヤノン株式会社)
・「構造色材料の色彩評価」 ○掛川法重 宮内裕一朗(キヤノン株式会社)
・「エレクトロスピニング法を用いた構造発色シートの作製」 山守堂夫(信州大学)
・「植物の構造と昆虫の複眼の構造の解析」 森本周也(信州大学)
・「アリモドキゾウムシにみられる構造色多型の根絶防除への応用」
○鶴井香織ABC,、熊野了州ABC、豊里哲也AB、松山隆志A、照屋清仁A(A沖縄県病害虫防除技術センター,B琉球産経,C琉大農・昆虫)
作品展示
・「構造色アート」 藤川哲也(チタンアーティスト)
●第15回構造色シンポジウムが終了しました(11/19)
90名ほどの参加者があり、大盛況なシンポジウムになりました。
当日の様子
●発表者・参加者 募集中
構造色シンポジウムでは、
・昆虫、鳥、魚などの色に関する研究成果
・微細構造の観察結果
・光学特性の測定や計算結果
・それらを応用した製品
・そのための技術
など、幅広い分野からの発表(口頭&ポスター)を募集します。
発表のスタイルは申し込み件数やスケジュールの都合により調整させていただく場合があります。
発表申し込み締め切り:10月15日
演題、発表者、所属、発表スタイルの希望とともに申し込みください。
参加申し込み締め切り:11月9日
(11/10)多数のお申し込みをどうもありがとうございました。
参加者数が会場サイズに達しましたので、申し込みを締切いたしました。
申込先: syoshi[at]fbs.osaka-u.ac.jp 吉岡まで
([at]は@に変えてください)