2015年第16回構造色シンポジウム



(撮影 岡本尚子氏、協力 兵庫県立人と自然の博物館)

2015年の構造色シンポジウム 開催決定
今年のシンポジウムは東京理科大学 野田キャンパスにて行われます。

第16回構造色シンポジウム概要

 ・日時:2015年12月5日(土)13:00 開始
 ・場所:東京理科大学 野田キャンパス 講義棟K401教室
     〒278-8510 千葉県野田市山崎2641
 ・交通アクセス:(東京理科大学のページです) このページの地図の11番が会場の講義棟です。
 ・参加費:無料


発表プログラム(11/16)

13:00-13:20 趣旨説明と「構造色の基礎とモルフォチョウ」 吉岡 伸也(東京理科大学)
13:20-14:20「モルフォチョウの構造色をめぐって」 木下 修一(大阪大学)
14:20-15:20「モルフォ発色の現在 〜謎から応用へ。そして広い視点の国際産業潮流〜」 齋藤 彰(阪大院工、理研/SPring-8)

15:20-15:30 休憩

15:30-17:00 ポスター発表 & 展示
 ・「メラニン顆粒を模倣した粒子を用いる視認性の高い構造色材料の作製」 ◯河村彩香・桑折道済(千葉大院工)
 ・「カニ殻及びコットンの透明化と光学特性」 〇森田昌浩、阿部賢太郎、矢野浩之(京都大学・生存圏研究所)
 ・「大面積・フレキシブルなモルフォ発色フィルムの簡易作製プロセス開発」 
   〇大賀順平(1)、石橋幸成(1)、平井義彦(2)、桑原裕司(1)(3)、齋藤彰(1)(3)((1)阪大院工、(2)阪府大院工、(3)理研SPring-8)
 ・「インコ類における構造色発色に伴う羽毛内構造の変化」 ○森本元(山階鳥類研究所)、眞田 直子・眞田靖幸(小鳥の病院BIRD HOUSE)
 ・「 植物の花弁構造の解析と材料の創製」
   〇森本周也(1), 山中茂(2), 宇佐美久尚(2), 村上泰(2), 武田寛之(3), 吉野勝美(4), 森川英明(2)
   ((1)信州大学大学院, (2)信州大学・繊維, (3)大阪大学・工学, (4)島根県産業技術センター)
 ・「 オパール結晶薄膜を利用した構造材料の低コストモニタリング」不動寺 浩(物質・材料研究機構)
 ・ モルフォチョウの標本展示
 ・ チョウの鱗粉の回折実験展示



今年のテーマはモルフォチョウです。
中南米の青いモルフォチョウは、構造色の王様とも言える存在です。
2000年代以降に構造色研究が活性化したその火付け役ともいえるでしょう。
モルフォチョウに関してはかなりの数の研究論文が発表され、わかった部分も多くあります。
しかし、その全てが解明されたわけでもありません。
また、モルフォチョウの輝きを目指した応用材料の研究も継続して行われています。

一方、今年で第16回目をむかえる構造色シンポジウムでは、年を追うごとに参加者が変わってきました。
そのため案外とモルフォチョウは過去の研究対象にされてしまってはいないでしょうか。

そこで、今年のシンポジウムではモルフォチョウの構造色について取り上げ、
最新の研究状況や今後の課題について議論したいと思います。

特別講演は木下修一先生(大阪大学)、齋藤彰先生(大阪大学)にお願いしました。



発表者・参加者 募集中
構造色シンポジウムでは、
 ・昆虫、鳥、魚などの色に関する研究成果
 ・微細構造の観察結果
 ・光学特性の測定や計算結果
 ・それらを応用した製品
 ・そのための技術
など、幅広い分野からの発表(口頭&ポスター)を募集します。
発表のスタイルは申し込み件数やスケジュールの都合により調整させていただく場合があります。

発表の申し込み締め切り:2015年11月15日 
 演題、発表者、所属、発表スタイルの希望とともに申し込みください。

締切日を過ぎましたがポスター発表に関してはまだ余裕があります。
希望者はご連絡ください(11/16)。

参加の申し込み締め切り:2015年11月29日
昨年は会場サイズの都合のため、直前に参加申し込みをされた方にお断りをせざるをえませんでした。
今年は広めの会場を確保しましたが、早めのお申し込みをお願いいたします。

締切日を過ぎましたが会場サイズにはまだ余裕があります。参加希望者はご連絡ください(11/30)。

申込先: sympossc@syoshi-lab.sakura.ne.jp
吉岡まで(構造色シンポジウム用のメールアドレスです。)