2019年第20回構造色シンポジウム


2019年の構造色シンポジウム 開催決定
今年のシンポジウムは東京理科大学・神楽坂キャンパスにて行われます。
数年間続いてきた野田キャンパスではありませんのでご注意ください。

第20回構造色シンポジウム概要

 ・日時:2019年12月21日(土) 午後
 ・場所:東京理科大学 神楽坂キャンパス 6号館623教室
     〒162-8601 東京都新宿区神楽坂1-3
  交通アクセス神楽坂キャンパスマップ 
 ・参加費:無料

プログラム 12/5更新

12:30-12:35 趣旨説明 吉岡 伸也(東京理科大学)

12:35-12:55「ナノ多層膜フィルムによるコンクリートひび割れ可視化」
        不動寺 浩(物質・材料研究機構)

13:55-13:15 「陶磁器表面の釉薬によって生成される構造色の発現メカニズムの解明」
        金理有(陶芸家)、山本貴博(東京理科大学),中嶋宇史(東京理科大学),本間芳和(東京理科大学),○田所利康(テクノシナジー)

13:15-13:55 「可変なシワと表面機能拡張」 大園拓哉(産業技術総合研究所)  

13:55-14:20 休憩

14:20-15:00 「昆虫モスアイ構造の形成機構」 木村賢一(北海道教育大学)  

15:00-15:20「ショウジョウバエ外骨格のナノ構造形成に関わるOsiris遺伝子群の発現と機能」  
        林 茂生(理化学研究所 生命機能科学研究センター)
  
15:20-15:40 「シロオビアゲハの擬態に関わる色素の性状と生物的役割」藤原晴彦(東京大学)

15:40-16:00  「アカエリトリバネアゲハの構造色の徹底解明」 西山 壘(東京理科大学)


16:00-16:10 休憩 

16:10-17:30 ポスター発表

・「フォトニックラバーによる弾性構造色センサシステム」
 澤田勉(ソフトフォトニクス)、不動寺 浩(物質・材料研究機構)

・「ステンレス刃物への構造色デザイン加工」
 田中等幸、大津崇(岐阜県産業技術総合センター)

・「アリモドキゾウムシ の構造色多型の遺伝的背景に関する研究」
 熊野了州(帯広畜産大学),鶴井香織(琉球大学),吉岡伸也(東京理科大学)

・「Expression pattens of Osiris gene family in the pupal heads of Drosophila」
 孫 正寛(理化学研究所)

・「見る角度を変えても、色が変わらないようにできるテレビ石」
 山本浩

・「カミキリムシのフォトニック結晶構造」
 小林由佳(東京理科大学)

・「Arイオンビーム断面加工装置を用いた構造色を有する生物の断面作製方法の検討」
 長谷部 祐治 小野寺 浩(日本電子株式会社)、吉岡伸也(東京理科大学)

・「ショウジョウバエ翅の薄膜干渉パターンの性質と行動学的役割の検討」
 山下 悟輝1、西山 壘2、山内 淳司1、森本 高子1、関 洋一1 (1東京薬科大学 生命科学部 、2東京理科大学 理工学研究科)

・「PLLA/PMMAブレンドの加水分解を利用して作製したPMMAモノリスの構造色」
 白波瀬朋子1、赤坂修一2、浅井茂雄2(1都産技研、2東工大)

・「クサカゲロウの翅の表面微細構造に起因する反射防止特性」
 吉田一也1, 高橋玲央奈2, 高嶋明人2, 藤井康裕3, 西尾泉2(1山形大院理工, 2青学大理工, 3立命館大理工)

・「メラニン化による多重散乱の抑制と構造色の可視化」
 大越 拓、桑折道済(千葉大学)

・「セルロースを用いたコレステリック液晶エラストマー膜の光学特性評価」
 早田 健一郎・府川 将司・青木 瑠璃・川口 茜・古川 真実・斎藤 聖奈・下川 響・障子 雄介・古海 誓一(東京理科大学)

・「高分子ハイドロゲル微粒子コロイド結晶による高精度なグルコース検知」
 柴田 遥介・小池 尊・徳弘 香弥・土屋 沙織・佐藤 龍・関 雄太郎・古海 誓一(東京理科大学)

・「フォトニック結晶の形状と構造色の角度依存性」
 大貫良輔(東京理科大学)



特別公演は大園拓哉先生(産業技術総合研究所)と木村賢一先生(北海道教育大学)
 鮮やかな色を生み出す周期的な微細構造や光の反射を抑えるモスアイ構造など、
昆虫は機能性の表面構造を持っています。しかし、その構造が作られる形成過程に関しては、
いまだに多くの謎が残っており、詳細は分かっておりません。今年のシンポジウムでは、
そのような視点から、お二人の先生に特別講演をお願いしました。
 生物学者である木村先生には「昆虫モスアイ構造の形成機構」という演題で、
ショウジョウバエの複眼にあるモスアイ構造の形成過程に関して発表していただきます。
また、大園拓哉先生は比較的簡単な方法で、表面にしわを作り出し機能を生み出す
研究を行っており、「可変なシワと表面機能拡張」という演題で発表していただく予定です。



発表者・参加者 募集中
構造色シンポジウムでは、
 ・昆虫、鳥、魚などの色に関する研究成果
 ・微細構造の観察結果
 ・光学特性の測定や計算結果
 ・それらを応用した製品
 ・そのための技術
など、幅広い分野からの発表(口頭&ポスター)を募集します。

発表の申し込み締め切り:2019年12月1日
 演題、発表者、所属、発表スタイル(口頭orポスター)の希望とともに申し込みください。
 発表のスタイルは申し込み件数やスケジュールの都合により調整させていただく場合があります。

参加の申し込み締め切り:2019年12月14日
 会場サイズの都合で参加できない場合があります。


申込先: sympossc@syoshi-lab.sakura.ne.jp
吉岡伸也まで(構造色シンポジウム用のメールアドレスです。)